
初めての独自ドメインって何にしよう?
この記事では、このような疑問にお答えします。
- 初めての独自ドメイン選びについてのポイント
- ポートフォリオサイトと事業サイトの違い
- 「ルートドメイン」と「サブディレクトリ」
Web制作の勉強を始めたばかりの方は、「独自ドメインを取ってサイトを公開してみよう!」と思っても、実際の案件ではないため、どんなドメインにすればいいのか迷うことが多いです。
とはいえ、いきなりお客様のドメインで練習するわけにもいきませんよね。
そこでおすすめなのが、自分用の練習サイトで試してみる方法です。
ただし、ドメインは一度取得すると変更できないため、適当に決めてしまうと後で使えなくなったり、再度契約し直してムダな出費になることも…。
この記事では、このブログを読んでWeb制作を学んでくれた方が、将来きっと必要になる「自分用サイト」を想定しながら、後悔しないドメイン選びのポイントを解説します。



医療事務からいきなりWeb制作フリーランスになった私が解説します!
【おすすめ】ポートフォリオ用の独自ドメイン
Web制作を勉強している方は、実案件を受ける前に、自分用のサイトで独自ドメインを取得することが多いです。
例えば、架空の会社のWebサイトを練習用に作るとして、そのたびに新しいドメインを取得していたら、コストがかさんでしまいますよね。
そんな時によくあるのが、自分の作品をまとめて掲載できるポートフォリオサイト用のドメインを1つ取得して活用する方法です。
ポートフォリオと言っても、誰に見せるかで内容は大きく変わってきます。このブログのロードマップに沿って学んでいる方に向けて、ドメイン選びのコツをご紹介します。
おすすめしない独自ドメイン
よくあるのが、「~portfolio.com」のようなドメインです。
一見すると、Web制作初心者さん全員に合いそうですが、注意が必要です。
というのも、「ポートフォリオサイト」とは、本来、制作会社やディレクターなど同業者や仲介者に向けて、自分のスキルや実績をアピールするためのもの。いわば、「私はこんなことができますよ!」という実力提示の場です。



そのため、直接のお客様向けではないことが多いです。
でも、私が推奨しているのは、同業者から案件をもらうスタイルではなく、自分でお客様にアプローチしていくWeb制作です。


だからこそ、必要なのは「一般のお客様に響くポートフォリオサイト」。伝える相手が違えば、見せ方やドメイン選びも変わってきます。
一般のお客様に響くポートフォリオサイト
一般的なポートフォリオサイトが「私はこんなスキルを持っていますよ」という実績の提示を目的としているのに対して、事業サイトは「誰の、どんな悩みを、どうやって解決するか」という“想い”や“使命”を伝えるサイトです。
つまり、お客様の立場で見たときに、「この人にお願いしたい」と思えるような内容になっていることが重要となります。
事業サイトの作り方については別途記事で解説しますが、まずは自身の「事業名(屋号)」を決めることが、ドメイン取得への第一歩になります。
例えば、「〇〇 design」や「studio △△」など、自分がどんなスタンスでWeb制作をしているのかが伝わる名前を考えてみましょう。
屋号が決まると、それをもとにしたドメイン(例:〇〇-design.com
や studio-△△.jp
など)を取得することになり、結果的に長く使えるサイトの“土台”ができます。
ドメインは、これから長く使っていく「看板」になるもの。練習段階だからといって適当に選ばず、未来のお客様に見せることを意識して選ぶのがポイントです。
初案件までのドメインの使い方



いきなり事業サイト用のドメインを取得しても、まだ何も作れないよ…。
まずは練習がしたいのに。



安心してください。実はそのドメインを使いながら、しっかり練習もできるんです。
サブディレクトリを使って練習サイトを作ろう!
独自ドメインを取ったら、まずはその中に「練習用のサイト」をいくつか作ってみましょう。
ここで使うのがサブディレクトリという仕組みです。
例えば、あなたのドメインが yoursite.com
だとしたら、以下のようなURLで架空のサイトを公開できます。
yoursite.com/pan-cafe/
(パン屋のサイト)yoursite.com/beauty-salon/
(サロンのサイト)
この「/〇〇/」の部分がサブディレクトリと呼ばれるもので、1つのドメインの中に、いくつも小さなサイトを入れられるようなイメージです。
サブディレクトリを使えば、何度でも練習できるし、見た目は本番サイトとほとんど変わりません。
慣れたら“本サイト”も育てていこう
サブディレクトリでいくつかサイトを作っていくと、「これはお客様に見せてもいいかも!」と思える作品が出てくるはずです。
そうしたら、あなたのドメインの事業サイトのルートドメイン(例:yoursite.com
)に、本格的な自己紹介やサービス紹介のページを作り、事業サイトとして展開しましょう。
これが「お仕事につながる本サイト」として育っていきます。
まとめ
- 独自ドメインは一度取得すると変更できないため、後悔しない選び方が重要
- ポートフォリオサイト用のドメイン選びは、お客様向けの内容にするのがおすすめ
- サブディレクトリを使えば、複数の練習サイトを1つのドメイン内で簡単に作れるので、練習にも本番サイトにも活用可能
- ドメインを事業名(屋号)に合わせて取得し、将来的に事業サイトを構築できる土台を作る







最後まで読んでいただきありがとうございました!